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tokyo, Japan
パソコンとお香があればだいたい幸せです。

2012年7月8日日曜日

とある留置所にて

「面会時間は15分です。では、どうぞ」

「久しぶり」
「・・・お久しぶりです」

「痩せた?よな?」
「・・・ええ、おそらく」

「とりあえず、頼まれたことは全てやっといたから」
「ありがとうございます」「Aさんには本当に迷惑をかけてしまって、、、申し訳ありません」
「いや、分かってるよ、俺は、君が悪くないってこと」
「・・・」
「まぁニュースでしか内容は把握できてないけど」
「お金のことについては今後ちゃんとお返しするつもりなので。。。」
「いや、いいって。僕は君の技術に投資させてもらっただけなんだから」
「本当にすいません、こんな形でお会いするなんて。。。」

「まぁかなり長い闘いになるだろうね。判例もなさそうだし」「何か手伝えることはあるかい?」
「Sherkに関しては、エンジニアに全て任せてあるので、大丈夫だと思います」「しかし、これから証人という形でAさんをお呼びさせていただくことになるかもしれません」
「それは全然構わない」「僕は君の無実を証明したいんだから」
「・・・ありがとうございます」

「今って、ここで何してるの?」
「主に検察の方に事情聴取されてます」
「へぇ」「退屈?」
「辛いです」「技術的なことは通じないことも多いので」
「そうだよなぁ」

「もしかしたら、これで僕のエンジニア生命も終了かもしれません」
「やり残したことは?」
「死ぬほどあります」

「あぁそういえば、どうでもいいんだけど、Sherk発のインディーズバンドが今結構騒がれてるよ」
「え、IZAKOZAですか?」
「違う、四半世紀」
「あーあの4人の。。。」
「君がいなかったら、彼らはいなかったかもしれないね」
「そういうのがもっとこれから出てきたら、面白かったですね」



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