自己紹介

自分の写真
tokyo, Japan
パソコンとお香があればだいたい幸せです。

2019年8月16日金曜日

Reproduction 0.

カフェのテラス席で、隣に男女が座って盛り上がっている。
僕はヘッドフォンをして、自分の世界に逃げ込んだ。
さっき美容室に行って髪型を失敗したばかりで、あまり関わりたくなかったから。
ツーブロックにしてくださいって言うのが恥ずかしくて、テキトーにお願いしたら、変になってしまった。

いつも、大きな壮大なストーリーを描こうとして、途中で上手くまとまらなくなってきて挫折するんだ。そんな壮大なストーリーは継続力のある専業作家に任せてしまえばいいんだ。村上春樹とか。僕には毎朝同じ時間に起きて同じ時間に作品を書き上げるなんてできないよ。そんな継続力あったら今更火星にでも移住できてるよ。

だから、肩の力を抜いて、自分の好きなものを好きな時に好きなように表現してしまえばいいんだ。

考えていることや抽象的な言葉を表現するのは難しいことじゃない。
だけど、それを間接的にストーリーとして伝えるのはとても難しいことなんだ。
だって、名作ほど、解釈が多様で読めば読むほどに味が出てくるというだろ。
高校の国語の時間で先生が、名作の色んな解釈を説明してたろ。

ニュートンが木から落ちるリンゴを見て、運動法則を導いたように、
僕の記したものから間接的に、そして自発的に何かが導かれるものを記してみたい。