僕は小さい頃から「知恵遅れ」だった気がする。
日能研という塾に小3から放り込まれ、
なにをやってるのか全く理解出来ず、
いつも先生が説明してるページの前のページを開いていた。
問題の違いに気づけなかったんだと思う。
小4までそんな感じで、8クラス中1番下のクラスだった。
テストもなぜか
いつも後ろから解いていた。
(問題の下に問題番号が1〜46みたいにあって、番号が配点だと勘違いしてた)
多分、採点者からしたらとても不気味な解答だったと思う。
しかし、そんな中で要領みたいなもんは身につけていって
算数と理科という暗記がない科目は無敵になった。
成績もうなぎのぼりで
(前から順番に解くようになったのもあると思う)
気づいたら上から2個目のクラスだった。
そいで受験まであと1年になって、志望校を高望みして兄貴のとこにしたら、
室長がクラスを1番上に上げてくれた。
ある日、室長に呼び出されて
「お前、◯◯に受かりたいか?」みたいな質問されて、はいって答えただけ。
今考えると、室長は塾の営業成績のために僕を1番上にぶっこんだだなって思う。
1番上は魔界だった。
天才と金持ちばっかでガキのくせに早熟なやつばっかだった。
1つ下のクラスとは比べ物にならなかった。
全国で1番を何回もとってる魔物もいて、
中学受験、高校受験、大学受験と経験したけど、
あんなに頭のいい集団はなかった。
そんななかで、
テストの成績は
算数10
国語9
理科10
社会5
だった。
圧倒的に社会ができなかった。
「歴史」をなんで勉強しなきゃいけないのか全く理解できなくて、
年号や戦の名前を覚えることは無意味なことだと決めつけていた。
「だって、ウソかもしれないじゃないか
絵本の内容を暗記することになんの意味があるんだ?」
って思ってた。
それでも、どの社会の教師も社会を勉強しなきゃいけない理由を話さない。
それは中学でも高校でもずっとそうだった。
でもあるとき、英語の問題で、
「なぜ歴史を学ぶか」みたいな文章が出て、
全部がつながった。
「現在の社会は学習するのに複雑すぎる。現在の社会を学習する前の段階としてより単純化された過去の社会を学習するのである。」
みたいなことが書かれてた。
死ぬほどスッキリした。
なんで大人は分かったふりして、
意味や意義をないがしろにするんだろうか。
みんな平気な顔してシューカツしてるけどさ、
働くことの意味とか考えてるの?
俺、漠然としかしてない。
やっぱ「知恵おくれ」なんだろうな。
遅生まれだからでしょ。
返信削除さすが早生まれ。
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