とある河辺にて
「風が冷たいね」
「うん」
「暗くなってきたね」
「うん」
「誰も信じられなくなってきたね」
「うん」
「春の高揚感だね」
「うん」
「なんでこんなに春に風が吹くだけでもの悲しいんだろうね」
「なんでだろうね」
「春なら夜道もなんだかワクワクして歩けるね」
「空もなんだか明るいね」
「朝もすごい眠いよね」
「うん、眠いね」
「ゴハンがすごくおいしく感じるよね」
「和食が特にね」
「僕らのこの会話は誰にも聞かれることはなく、消えていくんだね」
「消えていくね」
「こんな時に、ふと、すごい勢いで近づいてくるあいつらを感じてしまうよね」
「それは忘れなよ」
「・・・・、そうだね」
「寒くなってきたけど、苦ではないね」
「夜が近づいてきても、心は晴れて行くね、春は」
「ここはいったいどこなんだっけ」
「そんなことはどうでもいいよ」
「ドンキーコングを久々にやりたくなってきたな、そんな気分だ」
「ドンキーコングの世界の夕日は現実世界よりもリアルだったね」
「BGMのせいなんだろうね」
「もの悲しさだよね」
「誰もいない家で夕方にこっそりやっていたね」
「バナナなんかも、風船なんかも、オマケだよね」
「敵のクモもオマケだよね」
「ほら、まただ。ぼくの思考に彼らが邪魔してきた」
「いちいち言わなくていいよ」
「言わないと、彼らが絶望に変わっていくから、さ」
「希望に満ち溢れた絶望の方だけどね」
「微分できそうにないね」
「そういうものには、不吉なものを感じるよね」
「一度微分を損なったら、二度と元には戻れないよ」
「いいよ」「まるで死みたいだ」
「ふふふ」
「風が冷たいね」
「うん」
「暗くなってきたね」
「うん」
「誰も信じられなくなってきたね」
「うん」
「春の高揚感だね」
「うん」
「なんでこんなに春に風が吹くだけでもの悲しいんだろうね」
「なんでだろうね」
「春なら夜道もなんだかワクワクして歩けるね」
「空もなんだか明るいね」
「朝もすごい眠いよね」
「うん、眠いね」
「ゴハンがすごくおいしく感じるよね」
「和食が特にね」
「僕らのこの会話は誰にも聞かれることはなく、消えていくんだね」
「消えていくね」
「こんな時に、ふと、すごい勢いで近づいてくるあいつらを感じてしまうよね」
「それは忘れなよ」
「・・・・、そうだね」
「寒くなってきたけど、苦ではないね」
「夜が近づいてきても、心は晴れて行くね、春は」
「ここはいったいどこなんだっけ」
「そんなことはどうでもいいよ」
「ドンキーコングを久々にやりたくなってきたな、そんな気分だ」
「ドンキーコングの世界の夕日は現実世界よりもリアルだったね」
「BGMのせいなんだろうね」
「もの悲しさだよね」
「誰もいない家で夕方にこっそりやっていたね」
「バナナなんかも、風船なんかも、オマケだよね」
「敵のクモもオマケだよね」
「ほら、まただ。ぼくの思考に彼らが邪魔してきた」
「いちいち言わなくていいよ」
「言わないと、彼らが絶望に変わっていくから、さ」
「希望に満ち溢れた絶望の方だけどね」
「微分できそうにないね」
「そういうものには、不吉なものを感じるよね」
「一度微分を損なったら、二度と元には戻れないよ」
「いいよ」「まるで死みたいだ」
「ふふふ」
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